【新唐人2010年6月19日付ニュース】今年の春口蹄疫が猛威を振るった中国で、今、「豚高熱病」が流行の兆しを見せています。四川省中南部のある村では、豚高熱病により大量の豚が死亡。しかも、病気の豚は市場に出回っています。
四川省楽山市のある養豚家は、取材に対し、大量の豚が死んだと証言しました。
楽山市の養豚家 閔さん
「地元で大量の豚が死んだ。私の30数頭の豚のうち、高熱病で16頭が死んだ。買い手さえいれば、売る。買い取り専門の人がいる。農民は生活が大変。これも生きるため。政府には病気の予防措置をしてほしい」
取材によると、病気の豚は低価格で買い取られてから、屠殺場で処理された後、冷蔵保存され、市場に売られていくそうです。
同じ村の養豚家も記者に対し、「病気の豚を安く売った」と認めました。
楽山市の養豚家 師さん
「病気が治らなければ、売ってしまう」
楽山市の養豚家 林さん
「高熱病の豚のうち、すでに10頭は売り、手元に10頭いる」
「豚高熱病」は、高温の季節に発生しやすく、発病率、死亡率ともに高めです。ウィルスや細菌、寄生虫による混合感染が主な原因です。
新唐人記者がお伝えしました。